白黒つけたGirl

私はハッキリしない事が嫌いでした

曖昧な返事

一体どっちなんだ!

そういうのイライラする!!

そんな風にずっと生きてきました

  

仕事の場面など

ハッキリとした返答が必要な場合も

もちろんあると思います

  

ただ、その必要がない場面でも

私の白黒つけたGirlの気質は発動していました 

  

私はある人と同棲し

その後、結婚し

10年間その人と暮らしていました

 

 

付き合った当初は

お互いに一人暮らしでしたが

1年ほど経って、転職を機会に私が同棲を提案しました 

その時の彼の答えは 

 

「どっちでもいいよ」

 

ん?

どっちでもいいということは

特に同棲したいとも思わないってこと?? 

 

私はその曖昧な返事に困惑しました

 

同棲するということは

私の中でそれなりに大きな出来事で

彼との将来を見据えて提案したわけで…

 

 

「どっちでもいいよ」 

 

この言葉は

彼は私と一緒にいる間

よく使っていました 

 

よしのの好きな方でいいよ

とか 

とにかく自分の希望を言わないのです 

 

「貴方が一緒に住みたいと思っていないなら

 嫌だなと思う部分もあるなら

 無理強いはできないし

 ちゃんと気持ちを教えてほしい」 

 

そう伝えました 

 

すると

彼の答えは 

 

「だから、どっちでもいいって言ってるでしょ」

 

もう無限ループ(笑)

 

イライラを通り越して

夜、彼の家まで行きましたから(笑)

 

要するに

「一緒に住みたい」

「一緒に住もう!」

みたいに

ハッキリ言ってほしかったんです 

 

彼と一緒にいて

10年間いても

最後まで

好きだとか

気持ちを表す言葉を

聞くことはありませんでした

 

唯一、プロポーズはしてくれましたが

本当に気持ちを表さない人でした 

 

だから私は

ずっと片思いのような気持ちもあり

不安だったんですね

どこかで 

 

ハッキリ言ってもらうことで

その不安を解消したかったんだと思います 

 

10年を経て

私たちは離婚しました 

 

喧嘩もしました

辛いこともたくさんありました 

でも

たくさん笑って

たくさんの幸せな時間を

過ごすことが出来たことも事実です 

 

どっちでもいいよ

で始まって

10年一緒にいたわけです 

 

今思えば

「一緒に住みたい」

そう言ってほしかったのは

私の勝手な願い 

 

彼は人付き合いが苦手で

なかなか人に馴染めないタイプでしたので

断られない時点でもう

充分

全力でOKだったのかもしれません

 

ハッキリしないからって

幸せな時間を過ごすことはできたんです 

 

彼なりの表現だったのかな… 

 

分かりにくい💦 

 

彼は自分を表現するのがとても苦手な人でした 

そんな彼が

プロポーズだけはちゃんとしてくれた

それだけでも

奇跡的✨だったのかもしれません 

 

白黒つける必要なんて

なかったということです 

 

ハッキリしないと

イライラする 

 

それって

実はすごく損をしているのかな 

 

彼は「どっちでもいいよ」を

私の考えに委ねる意味で

ずっと使っていました 

そして私は

彼の気持ちをずっと求め続けていました 

 

彼は彼なりに

私の傍にいてくれようとしてくれていた 

 

本当はそれで

それだけで良かったのかな 

 

私は求めるばかりで

彼を

ありのまま受け入れることが出来ませんでした 

 

白黒つけても

確かのものがそこにあるとは限りません 

 

世の中も

人も

流動的で

常に変化し続けるというのに  

 

その瞬間の白黒なんて

一体何の意味があるのでしょうか? 

 

ハッキリしなくてもいい

曖昧でもいい 

遊びの部分がある方がいい 

 

そんな風に気持ちを着替えました✨ 

 

柔軟性が足りなかったんだと思います 

 

白黒ハッキリさせたいなんて

相手も自分も苦しめることになりかねません 

 

必要以上にハッキリさせることにこだわらない 

でも

話はたくさんした方がいい

表現はいろいろあることを忘れない 

自分の尺度だけで考えない事 

 

イライラするのは

大抵、自分の尺度でしか見えていない時 

自分の気持ちも相手の気持ちも

100人いれば100通りの気持ちがある 

 

着替えたといっても

私もイライラすること

まだまだあります 

 

でもそんな時は

自分の尺度だけで物事を見ていないかどうか

立ち止まって考えるようにしています 

 

イライラを感じても別にいいと思います 

ちゃんと立ち止まって考えることが出来たら

イライラが募る前に

冷静な自分に戻れたら充分なのかなって思います 

 

イライラしてしまった自分にがっかりしたら

それこそ負のループですからね^^ 

離婚する少し前

二人で富士山に行って

あまりに空が綺麗で

途中で車を止めて、夢中で写真を撮りました 

 

雲の筋が

まるで富士山を映し出している様で

それを二人で眺めました 

良い思い出もたくさんあります 

 

10年間、一緒にいてくれたことを

今は心から感謝しています

コメント

タイトルとURLをコピーしました